2019年01月03日

大河の調べ



人は生命の喜びを
常に心で響かせている

虹の光のように高らかな調べ
夜の月のように冴えた奏曲

耳を澄ませば聞こえてくる
ずうっと鳴り響いていた懐かしい音色

いつ、聞こえないと思ったのだろう
いつ、知らないと思ったのだろう

天に開く花のように
永遠の響きを知っていたことを

小さな花が咲きならぶ
心の庭に
真実は隠れている

踏み込まれることなく
その光を放ち続ける

心がたとえ
自らと異なる声を持っていても
気づけないほど
時に心とかけ離れ

人は自らの思いを貫き
光を閉じ込める

人は心を自らの所有物ととらえている
所有したことはたしかにあるか
自らに問う人はいない

人は心を所有しない
所有したという夢を生きる

心は抑制のままに動いたか
心は自らの望みに従ったか

どれほど人が覗いても
心をとらえることは出来ない

心の正体をだれも知らない
悠々と運ぶ大河のように
思いの描く世界を
受け止めて
あるがままに慈しむ

滔々と流れるそのさまを
誰も知ることはない

心は誰のものでもない
誰の手にも入らない

ただ在り
ただ受け容れる

人は皆
流れの中に在り
流れの外を知ることはない

人は生きる
大河を我が心とし
我がふるさととし

思いの描く世界に
嵐を呼び
風を起こし
青空を求め
光を見つけ出す

心は運ぶ
すべてを在り在るままに





posted by RFT 佐藤純子 at 20:40| 日記