2019年02月13日

木の実の頁



生命が
かがやきをとりもどすのは

人の意識が
自らをたかめることに

自らを引っぱることが
できたときだ

意識のたかまりは
人の生命を

本来の流れに連れ戻す

生命は
自らを
守るために

ただ自らに求める

高く高く
より高く

自らをかいふくせよと

意識は
たしかな
とびらを開く

とびらは
うけいれる

人のこえの囁き
とざされた思いの
もとめるよびごえ

だれも聞こえない
ことばのないさけび声

待ちつづけている
とびらの開く音
ながいときの

もたらす
光の輪
羽根のいろ

ふりそそぐ
いく千の
祝福のこえ

みあげた天の
光源に
つらなる響き

とりどりの
羽ばたく音に
注がれた輝く光

聞こえるのは
天の聖歌

奏でるのは
数万の大軍

木の実の頁は
伝えている

輝くときが
おとずれる

さあ立ちなさい
受けとりなさい

木の実の
豊潤な甘い果実

手のひらに
おかれている

実の
熟れたかおり

口にふくめば
鼻に
とおりすぎる

あまい蜜と
芳しいかおり

いきをすい
体にはこべば

ひろがる
新しい息吹

手にとってたしかめなさい

自らの
ちかいのことば
うかびあがる

輝く文字が
示している
思い出したときが

扉のひらくとき
ききなさい

うけとることができる
おとといろ

目をとじて聞きなさい
響く音色
こだましている

訪れる
なないろの光輝くとき

放たれる
虹のようにまるい
円を描く

たしかにある
手のなかの果実
語っている

自らの
かなでる音は

果実が知っている

よみとってごらん
まちのぞんできた

しあわせな音
手のなかで

溢れるように流れる
おとの
ひびく歌声

天に
たしかな愛の歌声

耳のなかに
こぼれてくる音

光のなかにはじけている
見えてくる

輝いている
ななつの色

とりだしてごらん
手のなかの果実は
まちのぞんでいる

おとが光の
映しだすとき
放たれる

あざやかな輝く
あか色の
光線

敷きつめられる
実のとりどり
見えている

ひかっている
木の実の
かがやいた皮

きこえてくる
木の実の
ゆれる音

たしかめれば
分かるはず

手のなかの
果実が
おぼえている

約束の
文字

ふるさとの
ひびく


まっていた
よんでいた

天の
翼の
ひらく音






posted by RFT 佐藤純子 at 23:58| 日記