2018年12月28日

希望のまなざし



人は知らないことを知ることに大いなる価値を見出す
当てのない旅は
果てしない海原を彷徨うようなもの

常に新しい何かを求め
追い立てられるように
「未知」を探し求める

「未知」の正体も知らず
手に入りさえすれば
幸福が訪れると信じている

それが真実か否か、問われないまま
ただ求めることを価値に置き換える

誰が知っているだろう
求めたものと得られたものが
同じではないことを

彷徨い続ける旅人には
価値の真価は見えない

波間に揺れる船のように
流されて行き場なく浮かぶ
大海原の海藻を手にした
儚い希望に過ぎない

拾い上げて
私だけのものと叫び

手にしたものに価値をつけ
それこそが求めたものだと自らに言い聞かせる

いつかそれが不要となって
棄てるしかなくなるであろうものに
目を輝かせてしがみつく

それは幻の見せる光

そのとき
影と信じていたものが真実の光
変わることのない光

心のしくみは
大いなる自己と内なる思いの融合のため

命のリズムの合奏曲を
深く広く響かせてこそ
高らかな波動を創り上げることが出来るようになっている

真実は
シンプルで単純な中に隠されている

見えない柱が家を守るように
心の柱が人を守っている

木材を組み立て
家を建てるように
真実という
揺るぎない土台の上に心は成り立っている

一本一本立てられた柱は
土台が強靭であるほど
心の形として表れる

土台は
真理の顕現に従う

真理は
真実の発現に従う

永遠に
語られる言葉は愛の響き

言葉は形となり
力となり源となる

静かに開くまなざしの先に
もう求めるものはない

ただ知っている
ただ感じている
内から溢れる情熱

何も追わない
何も求めない
自らの強さをただ信じるだけで
十分に満たされている







posted by RFT 佐藤純子 at 20:24| 日記